使い方ガイド
平松建築 概算原価管理システム -- 初めての方はここから
3分で分かるクイックスタート
坪数を入力
面積・仕様を入力
→58工種を自動算出
1つずつ見積を調整
粗利を確認
元のシートとの違い(必ず読んでください)
元の Excel シートでは、工種ごとに別のタブを開いて1つずつ見積入力していましたが、本システムではまず一括自動計算してから、必要な工種だけ個別に修正する流れに変わっています。
元のシート(旧)
- 「基礎工事」タブを開いて見積入力
- 「上棟費」タブを開いて見積入力
- 「外壁」タブを開いて見積入力
- ...58工種を1つずつ手入力
- 合計を手動計算
全部手入力 = 時間がかかる
本システム(新)
- 建物情報(坪数・面積等)を入力
- 「初期計算」ボタン1回クリック
- 58工種が全自動で算出
- 業者見積や仕様変更がある工種だけ個別修正
- 合計・粗利は自動計算
大部分は自動 = 速い&正確
目次
0ログインとユーザー管理
ログイン方法
- /ui/login にアクセス
- 管理者から通知されたメールアドレスを入力
- 初回ログイン:任意のパスワード(4文字以上)を設定。以降はそのパスワードでログイン
- ログイン後、自動的に案件一覧へ遷移
全機能利用可。ユーザー追加・削除、マスタ変更、全案件閲覧。
全案件閲覧・レビュー。ユーザー一覧閲覧。
自分の案件を作成・管理。他者の案件は見えない。
割当てられた案件のみ閲覧可能。
パスワードを忘れた場合
ログイン画面の「パスワードを忘れた方」リンクからリセットできます。
- ログイン画面下部の「パスワードを忘れた方」をクリック
- 登録済みメールアドレスを入力して「リセットコード送信」
- メールで届く6桁の確認コードを入力(有効期限: 30分)
- 新しいパスワード(4文字以上)を設定して「パスワード変更」
- 自動的にログイン画面に戻り、新パスワードでログイン可能
メールが届かない場合は迷惑メールフォルダを確認するか、管理者にお問い合わせください。
1案件を作成する
例: 2026-001
例: 山田邸新築工事
SHIN / RIN / MOKU / オーダーメイド / 未定
未定・オーダーメイドは手動入力が必要
坪数・面積・断熱等級・防火区分もここで入力できますが、後から「案件情報」タブで編集も可能です。
2建物情報を入力する(「案件情報」タブ)
案件詳細画面の 「案件情報」タブ(タブ一覧の2番目)を開きます。
基本情報
- 案件名 / 顧客名 / ラインナップ
- ステータス / 断熱等級 / 防火区分
- 屋根形状 / WB工法 / 平屋 / 二世帯
面積・寸法
- 坪数 / 建築面積 / 延床面積
- 1F面積 / 2F面積 / 屋根面積
- 外壁面積 / 基礎周長 / ポーチ面積
太陽光・オプション
- 太陽光パネル有無 / PV容量(kW)
- 蓄電池有無 / 蓄電池容量(kWh)
- ドーマー / ロフト / 焼杉
所在地・設備
- 都道府県 / 市区町村 / 住所
- 上水道引込 / 下水道引込
- 配管距離 / 雨樋延長
3初期計算を実行する
ページ上部の緑の「初期計算」ボタンをクリック
マスタデータ(58工種・47ルール)から全工種の原価が一括で自動算出されます。
計算される工種の例:
坪数x単価
面積ベース
外壁面積x単価
坪数ベース
屋根面積x単価
配管距離ベース
kWx単価
全58工種
計算は数秒で完了し、各タブにデータが表示されます。
4個別の工種見積を修正する(「工種明細」タブ)
-- 元シートの「工種別タブ」に相当する機能です --
元シートとの対応
元のシートでは「基礎工事」「上棟費」「外壁」...と各工種ごとに別タブで見積入力していました。
本システムでは、全58工種が「工種明細」タブの一覧表にまとめて表示されます。各行の鉛筆アイコン をクリックすると、その工種の数量・単価・金額を個別に修正できます。
一覧画面の見方
| カテゴリ | 工種名 | 数量 | 自動金額 | 最終金額 | 状態 | 操作 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FND | 基礎工事 | 117.33 m2 | ¥950,000 | ¥950,000 | 未確認 | ←ここ |
| STR | 上棟費 | 1 式 | ¥200,000 | ¥250,000 | 確認済 |
オレンジ色の金額 = 手動修正済み / 黒字 = 自動算出のまま
「計算根拠」ボタンで算出ロジックを確認
各工種の行にある 計算根拠 ボタンをクリックすると、計算式・入力値・適用ルールを確認できます。
表示例:
入力元: 建物条件の「坪数」→ 単価マスタの「坪単価」→ 最終金額
モーダル内の OK / 要修正 / ルール追加要 ボタンで、その場でレビューステータスを変更できます。詳しくはセクション13
個別の工種を修正する手順
例: 外壁面積を実測値に変更
例: 業者見積の単価に変更
例: 一式の金額を直接入力
「業者見積による」「仕様変更」等
便利機能
- 検索:工種名で絞り込み(例: 「基礎」「電気」「外壁」)
- ステータスフィルタ:「未確認」「確認済」「要確認」で絞り込み
- レビュー:確認した工種を「確認済」にマークして進捗管理
「元シートのように1工種ずつ見積もりたい」場合
- 「工種明細」タブを開く
- 上部の検索ボックスに工種名を入力(例: 「基礎」)
- 絞り込まれた工種の をクリック
- 数量・単価・金額を入力して「保存」
- 次の工種を検索して同じ操作を繰り返す
これで元シートの「タブ切替 → 入力」と同じ操作が1つの画面でできます。
5原価サマリを確認する(「原価サマリ」タブ)
「原価サマリ」タブで、カテゴリ別の原価合計と構成比を確認できます。
全工種の合算額
基本工事の原価
太陽光関連の原価
追加工事の原価
6売価見積もりとは(「売価見積」タブ)
「売価」とは何か?
売価 = お客様に提示する販売価格(税抜)です。原価(工事にかかるコスト)に対して、会社の利益(粗利)を上乗せした金額です。
原価
工事に実際にかかる費用
(自動計算済み)
粗利
会社の利益分
(目標: 原価の30%)
売価
お客様提示価格
これを入力
例: 原価 2,000万円、目標粗利率30% → 目標売価 = 2,000万 / (1-0.3) ≒ 2,857万円
粗利率が目標範囲内
粗利率が目標を10%以上下回る
粗利率が目標を20%以上下回る or 赤字
7リスクセンターで全体確認
「リスクセンター」タブは案件全体の健全度をダッシュボード形式で表示します。
LOW / MEDIUM / HIGH / CRITICAL
必須項目の入力率(%)
確認済み / 全工種数
現在のマージン
8仕様変更時の再計算と差分解決
建物の仕様を変更した場合、ページ上部の青い「再計算」ボタンで原価を更新できます。
再計算後、「差分解決」タブで変更内容を確認し、「新値採用」「旧値維持」「手動調整」を選択してください。
9ステータスの意味と遷移
案件一覧の各カードに表示されるステータスは、案件の進行状況を示します。
案件を作成した直後の状態。建物情報を入力中。初期計算がまだ実行されていない。
→ 建物情報を入力して「初期計算」を実行すると次へ
初期計算が完了し、工種明細の確認・修正作業中。業者見積の反映や個別修正を行う段階。
→ 修正完了後、「案件情報」タブでステータスを変更
見積担当者が作業完了し、管理者のレビュー待ち。未解決の差分やフラグ項目があればここに留まる。
→ 管理者がレビュー後、「レビュー済」に変更
管理者のレビューが完了した状態。売価見積の登録・粗利確認が可能。お客様への提示準備完了。
→ 必要に応じてアーカイブ
推奨フロー
10各タブの詳細ガイド
リスクセンター
案件全体の「健康診断」ダッシュボード。リスクレベル(LOW〜CRITICAL)、入力完了率、レビュー進捗、粗利率を一目で把握。赤い「要対応」項目から優先的に対処してください。
案件情報
建物の基本情報・面積・仕様・所在地・太陽光・設備オプション・粗利率設定を入力するタブ。各項目は変更即保存(自動保存)。ここの入力が原価自動計算の精度を左右します。
セクション: 基本情報 / 面積・寸法 / 所在地 / 太陽光・オプション / 設備・インフラ / 粗利率設定
工種明細
58工種の一覧。検索・フィルタで絞り込み、鉛筆アイコンで個別に数量・単価・金額を修正。元シートの「工種別タブ」に相当。STEP 4を参照
差分解決
仕様変更後の「再計算」で発生した差分を確認・処理するタブ。
再計算の新しい値を採用
元の値をそのまま使う
差分を無視
自分で金額を入力
赤い「重要」バッジが付いた差分は大きな金額変動を含むため、優先的に確認してください。
原価サマリ
全工種の原価合計をカテゴリ別に集計した表。「自動合計」「手動調整」「最終合計」と各カテゴリの構成比(%)を確認できます。原価全体の内訳を把握するのに使います。
上部のカードで原価合計・標準原価・太陽光原価・オプション原価の4つを一目で確認。
レビューチェック (v0.12.0 新機能)
全工種のレビュー進捗をカテゴリ別に一覧管理するタブ。進捗バーで確認済み/未確認/要修正/ルール追加要の割合を可視化。「全てOK」「リセット」ボタンで一括ステータス変更が可能。詳しくはセクション12
売価・粗利
お客様に提示する売価を登録し、粗利率・乖離分析を自動計算するタブ。概算/社内/契約/実行の4フェーズ。目標粗利率との比較でOK/注意/NGを判定。詳しくはSTEP 6
警告・確認事項
AI条件チェック結果と、システムが検出した各種警告の管理画面。未読の警告はここで「既読」「解決」「無視」に変更。帳票テキスト読取(PDF文字起こし結果の反映)もここで実行。
11単価マスタの変更方法
基礎工事・上棟費・太陽光などのデフォルト単価は「管理画面」→「単価マスタ」タブで変更できます。
12レビューチェック機能 v0.12.0 新機能
「レビューチェック」タブは、全工種の確認状況をカテゴリ別に俯瞰するための画面です。
画面構成
全工種数 / 確認済 / 未確認 / 要修正 / ルール追加要 / 金額0円の件数を一目で表示
カテゴリ別に緑(OK)/ グレー(未確認)/ 黄(要修正)/ 赤(ルール追加要)の割合を可視化
「全てOK」ボタンで未確認の全工種を一括で確認済みに。「リセット」で全工種を未確認に戻す
各工種の行で OK / 要修正 / ルール追加要 をワンクリック切替
レビューステータスの意味
まだレビューされていない
金額・計算に問題なし
金額や条件の修正が必要
計算ルールの追加・修正が必要
13計算根拠モーダルの見方 v0.12.0 強化
工種明細の各行にある 計算根拠 ボタンを押すと、その工種がどのように算出されたかの詳細が表示されます。
表示される情報
例: 32坪 × ¥29,000/坪 = ¥928,000
入力値 × 単価 = 最終金額の形式で表示
「坪数」→ 建物条件から取得
「単価」→ 単価マスタから取得、など入力元を明示
坪単価/面積単価/固定額/パネル容量/配管距離 等の10種類をバッジで表示
条件マッチしたルール一覧と優先度を表示。ルールグループ(選択/計算/警告/横断)も色分け
手動変更があれば自動値との差分、変更理由、業者名を表示
モーダル内で直接 OK/要修正/ルール追加要 のステータス変更が可能
14よくある質問(FAQ)
Q. 元シートのように各工種を1つずつ見積もりたい
A. 「工種明細」タブで検索ボックスに工種名を入力 → 編集アイコンをクリック → 数量・単価・金額を変更。詳しくはSTEP 4
Q. 業者からの見積書を反映したい
A. 「工種明細」で該当工種を開き、「手修正 金額」に業者見積額を入力。変更理由で「業者見積」を選択して保存。
Q. 自動計算された金額が実際と違う
A. まず「案件情報」タブで建物情報(坪数・面積等)が正しいか確認。正しい場合は工種明細で手動修正できます。
Q. 仕様を変更したら原価はどうなる?
A. 「案件情報」で仕様を変更 → 「再計算」ボタン → 変更差分が「差分解決」タブに表示。手動修正した工種は保持されます。
Q. 「初期計算」ボタンが見当たらない
A. 計算実行後は「再計算」ボタンに変わります。案件詳細ページの上部ヘッダー右側にあります。
Q. 粗利率の目標値を変えたい
A. 「案件情報」タブの下部「粗利率設定」セクションで案件ごとの目標粗利率を設定できます。
Q. 「売価」って何?原価の販売価格のこと?
A. 売価 = お客様に提示する建物全体の価格です。原価(工事コスト)+ 粗利(会社利益)= 売価。原価とは別物です。詳しくはSTEP 6
Q. 単価のデフォルト値を変えたい
A. ナビの「管理」→「単価マスタ」タブで変更可能です(admin権限が必要)。詳しくはセクション11
Q. 案件のステータスがよくわからない
A. 下書き→進行中→要レビュー→レビュー済の順に進みます。「案件情報」タブで手動変更可能。詳しくはセクション9
Q. 「差分解決」って何?
A. 仕様変更後の「再計算」で生じた金額変動のこと。新値を採用するか、旧値を維持するか選べます。詳しくはセクション10
Q. 他の人の案件が見えない
A. estimator権限のユーザーは自分が作成した案件のみ表示されます。全案件を見るにはmanager以上の権限が必要です。管理者にお問い合わせください。
Q. パスワードを忘れた
A. ログイン画面の「パスワードを忘れた方」→ メールアドレス入力 → 6桁コードがメールで届く → コードと新パスワードを入力。詳しくはセクション0
Q. 「レビューチェック」タブの使い方は?
A. 全工種のレビュー進捗をカテゴリ別に一覧で確認できます。「全てOK」で一括確認、個別にOK/要修正/ルール追加要をワンクリックで切替。詳しくはセクション12
Q. 「計算根拠」で表示される計算式が違う
A. 計算式は建物条件と単価マスタのルールに基づいて自動生成されます。式が実態と異なる場合は「ルール追加要」にマークし、管理者が計算ルールを調整してください。詳しくはセクション13
15用語集
ある時点の原価計算結果のコピー。再計算のたびに新しいスナップショットが作られます。
建築の各作業区分(基礎工事、上棟費等)。現在58工種がマスタ登録済み。
(売価-原価)/売価x100。30%が標準目標値。
期待粗利率と実際の粗利率の差。正値=マージン不足。
平松建築の商品シリーズ。SHIN / RIN / MOKU(大屋根・平屋・ROKU)の5種類。「未定」は後から選択可能、「オーダーメイド」は既製シリーズに当てはまらない自由設計案件。管理画面で追加・編集可能。
案件の問題度。エラーx10、警告x3、情報x1で加算。
お客様に提示する販売価格(税抜)。原価+粗利=売価。
全工種の原価合計をカテゴリ別に集計した一覧。
再計算で生じた金額変動を確認し、採用/維持/調整を選ぶ作業。